共同研究

Collaborative Research

共同研究の紹介です.

データ解析コンペティション

共同研究期間 2018.4 - 継続中

データ解析コンペティションは,主催者側から提供されるデータを用いた何らかの分析結果や,データを用いたアプリケーション開発を行った成果を競う大会です.

我々の研究グループでは,日本統計学会スポーツ統計分科会のスポーツデータ解析コンペティション,経営科学系研究部会連合協議会主催のデータ解析コンペティションの2種類のコンペティションに参加しています.(今後増える可能性もあります)

例年,夏あたりにコンペティションの種目やデータが公開され,年末から春にかけて報告会(審査会)が開催されます.分析や実装などは,その期間のみの活動になります.

この共同研究は,2018年度から東京理科大学の田畑研究室と,2020年度からは東海大学の小林研究室にもご参加いただいて現在は3研究室で行っております.

毎年各研究室の学生から参加希望者を募り,コンペティション期間中は1~2週に1度のペースで参加メンバーで構成されるオンラインでのゼミ(コンペゼミ)を開催し,統計解析や機械学習,自然言語処理等を用いた成果を発表しています.

コンペで扱うテーマを卒業論文や修士論文にまとめる学生もいれば,メインの研究とは別に並行して行う学生もいます.

参加コンペティション

スポーツデータサイエンスコンペティション 日本統計学会スポーツ統計分科会主催 (2018年度から参加)

野球,サッカー,柔道,eSportsなどの各種スポーツ部門のデータが提供されます.開催部門は年度により異なります.例年,夏ごろに発会式が行われ,その後,チームの参加申請→データ提供開始の流れになります.各チームは10~11月頃に一次審査用の原稿提出を行い,「審査会での口頭発表」,「ポスター発表」,「発表無し」の審査結果が通知されます.

12月末または1月頭に行われる審査会では,口頭発表に選ばれた研究チームの中から,各部門の最優秀賞,優秀賞,入賞が決定されます.
# 2021年度は82チームの参加があり,うち審査会の口頭発表に選ばれたチームは19チームです.

またポスター発表でも,ポスター発表部門での最優秀賞,優秀賞が選出されます.

※スポーツデータ解析コンペティションは2022年度よりスポーツデータサイエンスコンペティション(SDSC)と名称変更されました

データ解析コンペティション 科学系研究部会連合協議会主催 (2020年度から参加)

共通の実データを元に、参加者が分析を競う」ことを目的としたコンペティションで,夏ごろに提供データの紹介とチームの参加申請が始まります.提供データの種類は年度により異なり,過去にはECサイトのウェブデータや,企業が行ったアンケートデータ,オークションのデータなどがあり,多様性に富んでいます.

参加団体やチームが多いため,コンペティションの開催は,日本計算機統計学会主催の部門,日本OR学会主催の部門など,いくつかの部門に別れて行われ,参加チームは希望する部門を添えてチーム申請を行い,コンペティションは各部門単位で開催されます.

年明けの1~2月に各部門ごと,口頭発表による審査会が行われ,賞が決定します.また各部門の上位2チーム(部門や年ごとに異なることもあります)は,3月に開催される全体の成果報告会での発表も行います.

これまでの研究チーム

現在までのチーム一覧です.中心となって解析・実装を行った学生の研究室と氏名を記載しておりますが,アドバイザや協力者として他の研究室の学生がメンバーとなっているチームも多いです.データ解析コンペティションはチーム名を登録する必要がありますので,データ解析コンペティション参加チームは,登録チーム名も記載しております.

2023年度

田畑研究室のジョチョウソウさんと小林研究室の加藤敬介さんと松澤研究室の下野将暉と濱田恭輔さんが中心の研究チーム:チーム名「分析漢v2.0」

研究題目 : 

コンペティション中,データ解析コンペティション OR部門,2023年度

松澤研究室の荒川哲至さんが中心の研究チーム

研究題目 : 


コンペティション中,2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション 野球部門, 2023年度

田畑研究室の太田悠葵さんが中心の研究チーム

研究題目 : 


コンペティション中,2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション サッカー部門, 2023年度

田畑研究室の後藤大輝さんが中心の研究チーム

研究題目 : 


コンペティション中,2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション サッカー部門, 2023年度

松澤研究室の岸木昌裕さんが中心の研究チーム

研究題目 : 


コンペティション中,2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション サッカー部門, 2023年度

田畑研究室(仮)の金田大輝さんが中心の研究チーム

研究題目 : 


コンペティション中,2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション MLB部門, 2023年度

2022年度

松澤研究室の髙口奨一郎さんと下野将暉さん濱田恭輔さんが中心の研究チーム:チーム名「M研解析班v2.1

研究題目 : BOCDを用いた楽天ユーザにおける購買行動の変化点検知

敢闘賞受賞,データ解析コンペティション OR部門,2022年度

田畑研究室の長﨑健太朗さんと松澤研究室の小林潤子さんが中心の研究チーム

研究題目 :  プレッシングスタイル分類に基づくJ1リーグの守備戦術の変移とハイプレス戦術の分析


ポスター発表採択研究,優秀賞(ポスター)受賞,2022年度スポーツデータサイエンスコンペティション サッカー部門, 2022年度

2021年度

田畑研究室の文翔さんと川満豪さんが中心の研究チーム:チーム名「分析漢」

研究題目 : 状態空間モデルを用いたネガティブスコアの予測

技能受賞,データ解析コンペティション OR部門,2021年度

研究奨励賞受賞日本ソーシャルデータサイエンス学会,2021年度

松澤研究室の竹中麻理亜さんが中心の研究チーム:チーム名「M研解析班」

研究題目 : Q&Aデータに基づいた悩み相談システム

データ解析コンペティション CS-DAS部門,2021年度

田畑研究室の赤木克さんが中心の研究チーム

研究題目 : プロ野球における投球選択へのマッチング法則の適用 

審査会(口頭発表) 採択研究入賞第11回スポーツデータ解析コンペティション 野球部門, 2021年度

田畑研究室の桐谷啓介さんが中心の研究チーム

研究題目 : ゲートボールにおける「狙い」の分析 

審査会(口頭発表) 採択研究,第11回スポーツデータ解析コンペティション ゲートボール部門, 2021年度

松澤研究室の曽根侑斗さんと小林研究室の小柴春樹さんが中心の研究チーム

研究題目 : 柔道における判定場面の自動抽出及び技の自動分類 

審査会(口頭発表) 採択研究, 優秀賞受賞11スポーツデータ解析コンペティション 柔道部門,2021年度

2020年度

松澤研究室の田中蘭さんと綿川日菜さんが中心の研究チーム:チーム名「理科大解析班」

研究題目 : 複数重視項目や要望を考慮した店舗ランキングの試作

 敢闘賞受賞,データ解析コンペティション OR部門,2020年度

田畑研究室の足立匠さん,中島亮さんが中心の研究チーム

研究題目 : ディフェンシブトランジションの成功要因の特定

ポスター発表採択研究,第10スポーツデータ解析コンペティション サッカー部門,2020年度

田畑研究室の矢萩隆哉さん,山川智也さんが中心の研究チーム

研究題目 : 統計的視点からのセ・パのリーグにおける特徴

ポスター発表採択研究,第10スポーツデータ解析コンペティション 野球部門2020年度

松澤研究室の鈴木海友さんが中心の研究チーム

研究題目 : 骨格検知を利用した卓球のサービス分類

  審査会(口頭発表) 採択研究 優秀賞受賞第10回スポーツデータ解析コンペティション 卓球部門,2020年度

2019年度

田畑研究室の伊藤和輝さんが中心の研究チーム

研究題目 : B.LEAGUEにおける客観的選手評価基準の解析

審査会(口頭発表) 採択研究,9スポーツデータ解析コンペティション バスケットボール部門,2019年度

田畑研究室の井戸潤之祐さんが中心の研究チーム

研究題目 : フェンシングにおける得点の要因分析

審査会(口頭発表) 採択研究,9スポーツデータ解析コンペティション フェンシング部門,2019年度

松澤研究室の深井亮登さんが中心の研究チーム

研究題目 : 機械学習を用いた打球予測

ポスター発表採択研究,9スポーツデータ解析コンペティション 野球部門,2019年度

2018年度

松澤研究室の髙石和輝さんと田畑研究室の白井駿弥さんが中心の研究チーム

研究題目 : 機械学習と統計手法を用いた野球における局面予測

審査会(口頭発表) 採択研究,8スポーツデータ解析コンペティション 野球部門,2018年度

学生奨励賞受賞 情報処理学会 第81回全国大会

災害支援,移動エージェント,MANET,ロボット制御

共同研究期間 2013.4 - 継続中

移動エージェントや群知能,MANET等を用いて移動端末間で協調動作をするシステムやアプリケーションの開発・研究を行っております.

2013年より日本工業大学の神林研究室,本学科の滝本研究室と共同研究をしており,科研費を獲得して研究を進めています.

これまでに群ロボット(飛行ロボットも含む)の制御,MANETを用いた避難誘導などの研究が行われてきました.

がん患者支援の研究

共同研究期間 2013.4 - 2020.3

国立研究開発法人 国立国際医療研究センターの先生方,看護大学校の外崎先生,東京理科大学の田畑先生,徳山工業高等専門学校の浅野先生と行ったがん患者支援のための共同研究です.

主に乳がん患者を対象に,がん患者のためのセルフケアを目的としたデータ解析や,解析結果をもとに患者に持たせる移動端末との連動を行うシステム開発の研究を行いました.

本研究課題は,科研(B)を獲得し,主に東京都新宿区にある国立国際医療研究センターで定期的なミーティングを行い,国立国際医療研究センターよりデータ提供を受け,国立国際医療研究センターの患者様,医師,看護師の実験協力をいただいて実施いたしました.

共同研究者

国立看護大学校 外崎明子 先生

東京理科大学 田畑耕治 先生

徳山工業高等専門学校 浅野 真誠 先生

国立国際医療研究センター 竹田 雄一郎 先生

国立国際医療研究センター 橋本 政典 先生